ぼっちと本のブログ

本を読み始めたものの本好きが周りにいないので始めました

乾けない世代の僕たちがどう生きるのか モチベーション革命 尾原和啓

乾けない世代

 この言葉を聞いた時にハッとしたことを覚えている。昔は欲しいものを手に入れるには残業をしまくる、毎日会社に来るそれが当たり前であった。仕事はあるし企業も働くことに大歓迎だ。いい車に乗る、家を建てるそれが幸せであり子供を育てていくことにも疑問を持たない。なぜなら将来も変わらずに来る、毎日を過ごすことに疑問がないからだ。 

 ただ僕たちの世代は違う。モノであふれかえっているので価格競争が起き、ある程度の人は不自由なく生きていける。車が欲しくなければ(人によるが若者の車離れは間違いなく起きている)家を建てなくてもそこら中に賃貸のアパートやマンションがある。よく言えば国が便利になったといえるが、実際には生きる意味も将来も誰からも与えられない。お金もそんなに働かなくても自分一人なら生きていける国が日本であり、そういった欲求もない。働くことにはお金ではなく生きる意味が必要なのである。そして将来も明るくはない。上の人たちはいい時代と言うこともあるがすべてを自分で考え決め、責任を取らなければ生きていくことが難しい時代なのだ。今と昔で考えている時点で私も変わらないかもしれないが、いつも変わらないと普通に働いているだけではだめだとニュースや新聞で見るたびにつらい気持ちになる。

 そのような世代に少しでも生きていくヒントになるそのようなことが書かれている本だと思う。

あらすじ

なぜ、あなたは稼ぐために頑張れないのか?あなたは「上の世代」と違い、生まれたころから何もかもが揃っていたので、金や物や地位などのために頑張ることができません。埋めるべき空白が、そもそもない「乾けない世代」なのです。しかし、仕事がなくなっていく時代には、この「乾けない世代」こそが希望になります。

 

読んで

 今やっていることに希望が持てない、もっと自分の好きを追求したいと思っている方には是非読んでほしいと思います、きっと背中を押してくれるでしょう。また乾いた世代の方にも読んでほしいです。昔がダメ、今がダメではなく時代が常に動いているのです。そんな誰にでも必要で素晴らしいモチベーションを届けてくれる本だと思います。