ぼっちと本のブログ

本を読み始めたものの本好きが周りにいないので始めました

一番好きな絵本を紹介します!バムとケロシリーズ  島田ゆか

選んだ理由

 今日は暑すぎて仕事がとてもつらかったので気分転換に絵本を紹介したいと思います。

 バムとケロとの出会いは幼稚園の頃でした。姉が読んでもらっているのを隣で聞いていてそのかわいさととても書き込まれた背景と小道具やキャラに引き込まれました。

 特に好きなのがバムとケロのおかいものです!町へ出かけていくのですがそこで出てくるキャラや商店街のような場所で売っているモノがとてもかわいらしくて好きでした

 

バムとケロのおかいもの

バムとケロのおかいもの

 

  バムとケロは年の差が関係なく楽しめる絵本の一つだと思います。妹とは年が離れていますがバムとケロを読んであげて妹だけが楽しむのではなく私自身も一緒に楽しめます!

 ぜひ家族と一緒に読んでほしい絵本です!

 

バムとケロのなかまたち(既7巻セット)

バムとケロのなかまたち(既7巻セット)

 

  またかばんうりのガラコといったバムとケロから派生した番外編のような絵本もあります。私はこちらの絵本も大好きでバムとケロを読んで面白いと思った方にはこちらの本もおすすめです!

 

かばんうりのガラゴ

かばんうりのガラゴ

 

 

 

 

仕事が嫌いな方にも好きな方にも読んでほしい! 仕事は楽しいかね?

 

呼んだ理由

 

 

 私は社会人になってからまだ3か月と経っていない。しかしすでに仕事は嫌いである(笑)この本を読んだ理由も有名であり、話のネタにでもなるかなっと軽い気持ちで手に取った。表紙のおじさんかわいいなくらいしか初めの印象はない。しかしこの本がただの自己啓発ではなくしっかりと仕事に実践できるような話がたくさん詰まっていたのだ。

あらすじ

 出張の帰りに、大雪のため一昼夜空港のロビーに足止めされた「私」。そこで出会ったある老人に、つい仕事で鬱積(うっせき)した感情をぶつけてしまう。老人は実は、企業トップがアドバイスをほしがるほどの高名な実業家。その含蓄ある言葉に「私」はしだいに仕事観を揺さぶられていく。   本書は、将来への希望もなく日々仕事に追われる主人公が、老人のアドバイスに自己変革のアイデアを見いだしていく物語である。それは、唐突に繰り出される老人の言葉とそれを問いただす「私」の会話で展開していく。たとえば老人は「目標を立てるな」という。「私」は、目標がなければ進歩の度合いが測れず、軌道修正もできないと反論する。しかし老人は、斬新なアイデアや商品がなぜ誕生したかを説き明かし、それらが目前の課題に集中した結果であることを指摘。また、世の中は自分が目標を達成するまで待ってはくれないとも言う。そして「遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る」「明日は今日と違う自分になる、だよ」などのアドバイスをおくる。

   試すこと、日々変化が必要であること、偶然を見落としていること…。本書のこうしたメッセージは特別なものではないが、それを痛切に感じさせる語り口が独特である。「多くの人は他人を凌駕する人材になろうとしているけど、それを他人と同じような人間になることで達成しようとしている」などは、自分を振り返らせるのに十分である。

   物語仕立てのビジネス啓発書としては「短編」の部類に入る本書。シンプルながら味わいのある1冊である。

 

 

感想

 先ほども書いたがこの本は根性論や心の持ち方のようなふわふわした内容では全くなかった。読んでもらえればわかると思うが、すぐに職場で試せるようなことが詰まっている。私が特に気に入った言葉は「人は、変化は嫌いだが、試してみることは大好きなんだ」という言葉である。変化しろ!変わらなければといろいろな本で書かれている中で試すといった言葉はなかなか見かけなかった。その後に出てくるホーソーンの実験について知ることが出来ただけでもこの本を読んだ価値はあったかなと思えた。勿論それ以外にもたくさんの価値を与えてくれた本ではあったが。

もう一つこの本で好きな言葉で最後を締めたいと思う。 

 あの実験で学ぶべきことはね、あらゆるものを変えて、さらにもう一度変えること、なんだよ。

 

仕事は楽しいかね? (きこ書房)

仕事は楽しいかね? (きこ書房)

 

賛否両論あるトリックだが美しいミステリー! ロートレック荘事件 筒井康隆

読んだ理由

 私がこの本を読んだ理由は最近ブックカフェにハマっておりランプライトブックスカフェで読んだ。ここはホテルの1階にカフェが併設されており旅とミステリーの本を中心に扱っている。静かでありとても読書に集中できるためオススメのカフェだ。

  そのような場所に行くときには持参の本はもっていかないようにしている。その場所でしか出会えない本があると思うからだ。今回その本を選んだ理由は筒井康隆さんが書いた旅のラゴスが好きで、筒井さんが書いた本ならこの空間に合うだろうと思い手に取った。

 

あらすじ

 

 夏の終わり、郊外の瀟洒な洋館に将来を約束された青年たちと美貌の娘たちが集まった。ロートレックの作品に彩られ、優雅な数日間のバカンスが始まったかに見えたのだが…。二発の銃声が惨劇の始まりを告げた。一人また一人、美女が殺される。邸内の人間の犯行か?アリバイを持たぬ者は?動機は?推理小説

史上初のトリックが読者を迷宮へと誘う。前人未到のメタ・ミステリー。

感想

 私としてはまず設定からして好きである。優雅な生活を送る登場人物たちのちょっとした日常から事件へと繋がる怒涛の展開。このページ数にしてとてもよく描かれていると思う。商品紹介の下からネタバレを含めた感想を簡単に書いて終わりたいと思う。

 

 

ロートレック荘事件 (新潮文庫)

ロートレック荘事件 (新潮文庫)

 

 

 

旅のラゴス (新潮文庫)

旅のラゴス (新潮文庫)

 

 ネタバレ↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 思い切ったトリックを使ったなと思います。身体障碍者の方を犯人として食事を運ぶエレベーターを使ったトリック、また同じ苗字といった叙述トリック。まず障害を持つ犯人というのはどこかかしこから批判が来てしまいそうで、そのようなトリックを用いた本は読んだことがあまりありませんでした。(鴉といった小説のトリックもそのような感じだった気がしますが)やはり日本人のどこかでタブーではないですがあまり使ってはいけないというイメージはあると思います。しかし僕には新鮮で面白かったです。苗字はインチキと言いますかそんな呼び方する?(笑)という気持ちはありますがストーリーも好きなので総じて楽しめました。またカフェの雰囲気にもあっていて余計面白かったです!

家で!外で!仕事がしたい、またどこに行っても通用する人間になりたい どこでも誰とでも働ける 尾原和啓 感想

選んだ理由 

 前回紹介したモチベーション革命の著者、尾原和啓さんの本を今回も紹介したいと思います。

 

ynaobook.hatenablog.com

 また読もうと思ったきっかけは、モチベーション革命がとても頭に残る内容だったからです。私自身これからの生活に不安はあります。AIが人の仕事を取っていき、生き残ることが出来るのは本当にごくわずかな 優秀な人達だけではないのかと考えてしまいます。 

 転職にしても優秀な方たちはステップアップといった意味で転職できるけど、普通の人は落ちていってしまうのではと私は考えてしまいます。しかし転職のコツやステップアップについてもしっかりと書かれています。

 今回紹介している本でも、もちろん頑張らなくてもどっかで働けるよといった無責任な話ではありません。しかし頑張る方向性を示してくれている本ではあると思います。

 あらすじ

 
 本書は、世界中の人々の働き方を根底から変えようとしている「3つの大きな変化」の話から始まります。
「そういった世界の変化は、自分には関係ない」と思われるかもしれません。
変化を実感されていない方も、まだたくさんいるでしょう。
しかしそれは、いままで日本が2つの特別な壁で守られていたからです。
そして、その壁はいよいよ崩れようとしています。

壁の1つは、「島国という距離の壁」でした。この壁は、インターネットによって20年前から崩れ始めています。
たとえばかつてアメリカ国内にあったアメリカ企業のコールセンターは、人件費がはるかに安いフィリピンやインドに移転しています。
コールセンターにかけられた電話は、インターネットによって遠くのフィリピンやインドにつながり、受け答えがおこなわれるようになったのです。

たしかにこれは、英語圏だから起きていることです。日本はまだ、「日本語の壁」によって守られているという人もいるでしょう。
でも、この言葉の壁すら、AIが進歩し、同時翻訳がビジネスレベルでも可能になれば、崩れることになります。
本文で紹介するように、それは決して遠い未来ではなく、10年以内に実現するでしょう。
むしろ英語圏のようにゆっくりと移行しなかった分、みなさんは急激な世界戦に巻きこまれることになるのです。

『どこでも誰とでも働ける』は、みなさんにこうした大きな変化を乗りこなせる人になっていただくための本、と言うこともできるでしょう。
本書の内容が少しでもみなさんの心に刺さり、仕事観や働き方のアップデートにつながることを、心から願っています。

 

感想

 ここまで様々なことを考えながら仕事をしていることが僕からは考えられませんでした。前回の本でも議事録の話などは出てきましたが、それ以外にもゼクシィの話や会議のコツなど、これだけ優秀な方であっても常にアンテナを張り、少しでも成長するためにはどうすればよいか普段から考え実行していることは尊敬します。

 特に好きな部分は自分の好きの市場価値が問われるようになるといったように尾原さんはこれからの時代単純作業はAIに取られていく一方で、自分の好きや偏愛を突き進めていくことが大事ではないかと考えています。重要なことは仕事になるとかそういったことを考えないで自分のために始めたことが実は大切といったことではないかと思います。

 これからの時代を否定的にみるのではなく自分といった個人を突き詰めていける面白い時代と考えていくのが良いのではないかと思います。

 

 

 

 

 

どこでも誰とでも働ける――12の会社で学んだ“これから

どこでも誰とでも働ける――12の会社で学んだ“これから"の仕事と転職のルール

 

 

 

 

新興宗教とミステリーが絡み合う 『慟哭』貫井徳郎

読んだ理由

  私は自分の知らない世界に興味がある。その一つとして宗教がある。知識は全くないがどのように出来ているのか、またその隠された世界にとても知的好奇心をくすぐられる。そういった中で宗教とミステリーが上手く混ざり合ったこの1冊に出会った。

 ただ宗教についての知識だけが欲しければもちろん他にオススメの本があるだろう。しかしその奇妙さとミステリーのドキドキ感が綺麗に融合している本はなかなか無いと思う。

 そんな宗教ミステリーを探している方には是非読んでほしい本だ。

 

あらすじ

 連続する幼女誘事件の捜査が難航し、窮地に立たされる捜査一課長。若手キャリアの課長を巡って警察内部に不協和音が生じ、マスコミは彼の私生活をすっぱ抜く。こうした状況にあって、事態は新しい局面を迎えるが……。人は耐えがたい悲しみに慟哭する――新興宗教や現代の家族愛を題材に内奥の痛切な叫びを描破した、鮮烈デビュー作。

 

以下ネタバレ↓ 表品紹介の下

 

慟哭 (創元推理文庫)

慟哭 (創元推理文庫)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネタバレ

 最後の怒涛の展開はとても面白かったです。確かに途中である程度結末はこんな感じかなあって思ってたらそれとはまた少し違った展開で楽しめました。最後に殺されそうになった娘が助かって良かったです笑

 官僚と現場との格差、違和感。また人間本当に立ち直れないことがあると少しでも都合の良い方に気持ちを持って行きたくなる様子や宗教の独特の雰囲気などデビュー作とは思えない読み応えだと思いました。

 

乾けない世代の僕たちがどう生きるのか モチベーション革命 尾原和啓

乾けない世代

 この言葉を聞いた時にハッとしたことを覚えている。昔は欲しいものを手に入れるには残業をしまくる、毎日会社に来るそれが当たり前であった。仕事はあるし企業も働くことに大歓迎だ。いい車に乗る、家を建てるそれが幸せであり子供を育てていくことにも疑問を持たない。なぜなら将来も変わらずに来る、毎日を過ごすことに疑問がないからだ。 

 ただ僕たちの世代は違う。モノであふれかえっているので価格競争が起き、ある程度の人は不自由なく生きていける。車が欲しくなければ(人によるが若者の車離れは間違いなく起きている)家を建てなくてもそこら中に賃貸のアパートやマンションがある。よく言えば国が便利になったといえるが、実際には生きる意味も将来も誰からも与えられない。お金もそんなに働かなくても自分一人なら生きていける国が日本であり、そういった欲求もない。働くことにはお金ではなく生きる意味が必要なのである。そして将来も明るくはない。上の人たちはいい時代と言うこともあるがすべてを自分で考え決め、責任を取らなければ生きていくことが難しい時代なのだ。今と昔で考えている時点で私も変わらないかもしれないが、いつも変わらないと普通に働いているだけではだめだとニュースや新聞で見るたびにつらい気持ちになる。

 そのような世代に少しでも生きていくヒントになるそのようなことが書かれている本だと思う。

あらすじ

なぜ、あなたは稼ぐために頑張れないのか?あなたは「上の世代」と違い、生まれたころから何もかもが揃っていたので、金や物や地位などのために頑張ることができません。埋めるべき空白が、そもそもない「乾けない世代」なのです。しかし、仕事がなくなっていく時代には、この「乾けない世代」こそが希望になります。

 

読んで

 今やっていることに希望が持てない、もっと自分の好きを追求したいと思っている方には是非読んでほしいと思います、きっと背中を押してくれるでしょう。また乾いた世代の方にも読んでほしいです。昔がダメ、今がダメではなく時代が常に動いているのです。そんな誰にでも必要で素晴らしいモチベーションを届けてくれる本だと思います。

 

 

 

 

 

はじめてのミステリーにもおすすめ! 十角館の殺人 綾辻行人

 

選んだ理由

 僕は昔からミステリーが好きでした。しかし本を読む機会が大学生の頃から減っていき、久しぶりに本を読もうと思いました。読むからにはやはり面白い本を読みたい、と思い、いろいろ調べました。僕は特にクローズドサークルものが好きでおすすめに出てきたのでこの本を手に取りました。恥ずかしい話綾辻行人先生のことは知りませんでした。読んでいく中で引きこまれていくのはもちろん最後の1文は必見です! 

鳥肌が立つこと間違いなし!

是非手に取って読んでみてください!

 

 

あらすじ

 

十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の七人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける!’87年の刊行以来、多くの読者に衝撃を与え続けた名作が新装改訂版で登場。

 

十角館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)

十角館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)

 

 

 

 

以下ネタバレあり↓

 

 

 

 

 

 最後の1文を読んだときは鳥肌が立ちました。確かにトリックとしては犯人がスーパーマンやろって意見もよくわかるんですが、本気で人が人を〇すくらい強い気持ちを持つとある種のすさまじい力が働くのはあり得るんじゃないか、人の執念のすごさも教えてくれるそんな本かな、と思いました。